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by to_far_away_place
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神はいた。

昨日のことです。
俺は翌日――つまり、今日なのですが――から試験を控えていました。
科目は物理化学、基礎生物学、無機化学、薬学概論の4つです。
1日2科目で2日に分けて行う試験です。
1日目は物理化学と基礎生物学です。

少なくとも俺の脳内ではそうでした。

俺は当然のように昨日物理化学と基礎生物学の勉強をしていました。

しかし――

22時頃のことです。
基礎生物学がひと段落つき、ちょっと気を休めようかと思い、パソコンに向かったんです。
すると、俺の視界にちょうど目の前にあったスケジュール表が飛び込んできたんです。
そこにはそれはそれは恐ろしい現実が書き込んでありました。

1日目 無機化学 薬学概論

「・・・・・・」

ええ、凍り付きました。
カキ氷の受け皿になった気分でした。
そして、次の瞬間青ざめました。

「うおおおぁぁぁああああwせdrftgyふじこlp@」

この世の者とは思えない雄叫びを放ち、とりあえず現実から目を逸らしました。
そして、一呼吸置いてもう1度。

1日目 無機化学 薬学概論

「・・・・・・」

俺、今日に勉強するべき科目をめっちゃ放置していました。

しかも、時計を見ると――

22時

「うおおおぁぁぁああああwせdrftgyふじこlp@」

その後、母に報告。

「かくかくしかじか」

「あんた、馬鹿じゃないの!?

その後、しょげました。
しょげてても始まらないので、とりあえず手をつけました。
まずは面倒な無機化学から。
教科書の重要語句に字消しマーカーで線を引いてあったので、ひたすら暗記していきました。
しかし、如何せん、数が多すぎました。
というわけで、3分の1は切り捨てました

何てったって、僕、無機化学の暗記を始めたのはこの日が初でしたから。

途中で、冷蔵庫に入っていたモカをゲットしました。
これは疲労回復効果と眠気を吹っ飛ばす効果があるんです。
特に眠くはなかったのですが、弟から

「飲むんなら今飲んだ方がいいよ。3時くらいに飲んだら寝られないから」


という貴重なアドバイスを受けたので12時頃に一気に飲み干しました。
甘くて味が濃いコーヒーの味がしました。
そうして、暗記を進めること数時間。
3時半になって、ついに無機化学の暗記を終了しました(但し、3分の2)
達成感に酔いしれるのも束の間、今度は薬学概論です。
これは薬剤師としての倫理を問う学問です。
一応教科書もあるのですが、分厚くて面白くないので、読むのは非常に面倒なのです。
ベッドの中でゴロゴロしながら、教科書を読み続ける俺でしたが、10分で飽きました。
実際、薬剤師の倫理なんて、「ちゃんと患者さんを診てあげる」とか「処方箋なしに麻薬を人にあげない」とかそんなもんです。
というわけで、薬剤師倫理規定全10条を暗記して、寝ることにしました。
終わったのは4時でした。
外を見ると薄っすらと空に赤みが差していました。

睡眠を取らなきゃ、試験なんて無理だ!

と自分に言い聞かせつつ、布団に潜り込みました。

10分経過――

「・・・・・・ウーン」


20分経過――

「・・・・・・くぅ・・・・・・」

30分経過――

「寝れねぇぇぇぇぇ!!」

モカの効き目と試験のプレッシャーで全く寝られなかったんです!
何であんなもん飲んだんだ、と自分を責めながらひたすら目を瞑りました。
しかし、眠気は全くありません。
起きて勉強しようか、と思っても

「睡眠を取らなきゃ試験やばそうだし、もしかしたらもう少しで寝られるかもしれない」

という甘い考えが頭を過ぎり、なかなか行動に移せないまま、ひたすら寝返りを打っていました。
しばらくしてちらりと瞼を開けると、時計の針は4時50分を指していました。
ここで俺は1つの決断をしました。

もし、次に目を開けてそのときに5時15分を過ぎていたら、今日は寝ない。

まあ、寝られないだろうな、と嫌な確信を抱きつつ、目を瞑りました。
そして、それはやはり現実となりました。
瞼を開けたとき、時計は5時17分を示していました。

「ダメだ。仕方ない」

そう呟いて、再び俺は机に向かい始めました。
無機化学の残りの3分の一をやろうか、と思ったのですが、今更新しいことを覚える気にはならず、覚えたページをパラパラめくっていました。
それも終わってしまうと、いよいよすることがなくなりました。
いや、残りの3分の1をやればよかったのですが。
なんとなーく、机の中をごそごそ漁っていると過去問を発見しました。
そういえば手をつけていないなぁ、と思いながら解いてみると

ほとんど解けないんです

過去問に載っていた問題は残りの3分の1ですらなく、俺がマーカーを引いていない場所ばかりが出ていました。

「うわぁ・・・・・・見なきゃよかった・・・・・・」

今晩何度目かの独り言をぶっ放し、俺は絶望に打ちひしがれました。
あれだけ必死になったのに、これじゃあ

終わったな、と確信しました。

ボーっとする頭で問題を見つめ続けた俺は1つの行動に出ました。
過去問の答えを全部調べ始めたんです。
絶対出るわけねー、とか思いながら教科書のページを必死でめくりながら答えを1つずつ見つけていきました。
もうどうにでもなれ、という気分でした。
6時頃、母が起きました。

「あんた起きていたの?」

「寝れねー」

「ふーん」

「母さん、腹減った」

「知らないわよ。母さんはもう1回寝てくるの~♪」

「・・・・・・」

寝たくても寝られない俺を嘲笑うかのように母は去っていきました。
こうなりゃ意地でもこの過去問の答え全部見つけてやる、と自棄になる俺を見守りながら夜は明けていきました。
そして、7時15分
ついに過去問の答えを全てコンプリートしました。
妙な達成感と共に「過去問出来たって試験の内容全然違っているに決まっているじゃんな・・・・・・」という空虚感がやってきました。
それでも、試験は始まります。
俺は大学に行く支度をして、軽い眩暈を覚えながらも家を出ました。
列車の中では勉強する気にもなれず、ボーっと外の景色を眺めていました。
大学に着き、試験の会場に入ると皆真面目に勉強していました。
俺はそれでも眩暈と戦いながらボーっとしていました。

「それじゃあ、今から試験用紙を配ります」

何だか眩暈がひどくなってきたのを感じつつ、試験は始まりました。

問1 LiFの式量を計算せよ。

ハッハッハ、式量って何ですのー?(つA`)

問2 第二周期で同位元素が知られているのはFと(空欄)である。

ああ・・・・・・これは分かるな。どっかで見た問題だ。

問3 金属カルシウムの酸化数は(空欄)である。

・・・・・・そういえば、過去問に金属マグネシウムの酸化数を問う問題があったな・・・・・・。同じ要領で解いていいのかな・・・・・・。

問4 次亜ハロゲン酸に対する一般式は(空欄)である。

・・・・・・これ、まんま過去問にあったな。

何と試験はところどころ改変してはあるものの、つい数時間前に思いつきで解いてみた過去問とほとんど同じだったんです
次々と空欄は埋まっていき・・・・・・終了。
所要時間15分。

「・・・・・・」

出来て当たり前です。
ついさっき、ほぼ同じものを自分で調べながら解いたんですから。

いつのまにか眩暈は吹っ飛んでいました。
その後、見直しをしつつ、だんだんハイテンションに。
30分が経過した頃――

「よし、30分経ったので終わった人は退席しても結構です」

颯爽と立ち去る俺。
ここまで爽快な気分になったのは何日振りでしょうか。

試験の科目を間違えたこと。
モカを飲んだこと。
眠れなかったこと。
たまたま机の中を漁っていたら過去問を発見したこと。
思いつきで解いてみたこと。

全ての偶然が重なって、俺は無機化学の試験をほぼ完璧に終わらすことが出来ました。

もしも、あのとき眠くなったなら――
もしも、あのとき机の中を漁らなかったなら――

俺の試験の結果は絶望的だったでしょう。

偶然の神様っているもんだなぁ、と思いながらそのまま調子に乗って薬学概論も手早く終わらせてしまいました。
ホント、マジで助かりました。(つA`)
ありがとう、神様!

ってゆーか、今更頭痛が・・・・・・。(゚д゚;)

こんな長い文章書いている時間あるのか、とお思いになるかもしれませんが、勘違いのせいで昨日結構明日の試験の分の勉強をしたんですよね。
でも、こんな運がいいことが何度もある訳ないので、ちょっと勉強してきます。(*゚▽゚)ノ

・・・・・・あ、そうだ。
ケータイから投稿出来るとは思いますが、俺明日からちょっといなくなります。
何か

うち引越しするらしいですよ

突然すぎだぜ、母ちゃん。
引越しの話は試験が終わって落ち着いたらまた。(*゚▽゚)ノ
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by to_far_away_place | 2005-08-24 13:54 | 日記