珍奇

大学の帰り、1台の自動販売機があった。
いつもなら俺は目もくれずその前を通り過ぎるが、今日はふと足を止めた。
自動販売機の中でひときわ輝く商品があったのだ。

さつまいも・オ・レ(ホット)

やべー、超飲みてー!(゚д゚;)

俺は以前、頻繁に珍奇な飲み物を買ってはそれを飲み、悲しみに明け暮れ、友だちに飲ませ、非難を浴びていた。
久々に発見してしまった珍奇な飲み物――さつまいも・オ・レ。
昔の悪い癖で俺はやはりそれを買ってしまった。
しかし、さつまいもと牛乳を混ぜるだなんて一体どういう思考回路をしているのか、謎である。
さつまいも・オ・レの見た目は練乳に近い色だった。
カップに入っていたので、匂いは俺の周りに一気に広がった。
とても、芋臭かった。('A`)
なんでこれ、こんなに匂いするんだ!
人を避けるように小走りで家へ帰る。
着いた頃には少し温くなっていた。
一口飲んでみると、甘かった。
そりゃあ、まあ、さつまいもだし。

・・・・・・それ以上でもそれ以下でもない味。

なんだこの普通っぽさは!
俺の求めた味じゃない!
くそー、匂いはこんなにも芳醇(?)なのに。
飲み終えた後、弟がやってきた。

「何これ?何この匂い?」

「え、秘密」

やはり匂いは残ったらしい。○| ̄|_
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by to_far_away_place | 2006-11-29 22:42 | 日記