人生最悪の日
俺の日記の購読者なら分かりますよね?
あの出来事から1週間。
ついにその日はやってきてしまったのです。
今日の日記は人によっては不快感を催す可能性があります。
病院が怖い人、嫌いな人は見てはいけません。(´・ω・`)
ちなみに先週の火曜日の日記を見ないと話が分からないかもです。
尚、露骨な表現は更なる不快感を催すと思われるので、今日の日記では例の部分のことは「息子」と称します。
例の部分ていうのは、まあ、息子と称することで分かると思いますが、分からない方はやっぱり先週の火曜日の日記を見ましょう。
そこに明確な答えがあります。
・・・・・・覚悟はいいか?兄弟。
――これは若干20歳で血尿が出てしまったナガレボシの恐怖の体験談である。
先週、医師に「来週まで血尿が止まらなければ息子に管入れて検査しようか」的なことを言われてから、1週間。
それが今日でした。
衝撃的な告知をされた当時は不安でしょうがなかったのですが、とにかく血さえ止まればOKなのだと楽観してこの日を迎えました。
血止めの薬の恩恵なのか、目に見えて、血が混ざった尿はこの1週間出ていませんでした。
これは大きな進歩です。
しかし、念には念を重ね、病院へ向かう前にアクエリアスをがぶ飲みして、たくさん尿を出しておきました。
そしたら、血が混ざらないような気がするでしょ?
学校が終わり、何人かの友にエールを送られ(とは言っても、みんな検査を受けることを期待していたようでしたが)、病院へ向かいました。
病院へ着くと例によって尿検査。
もう慣れたもんです。
あまりに濃いのが出てしまったら、それをなかったことにしてまた出るのを待とうかと企んでいたのですが、出たのは結構薄め。
「これなら大丈夫じゃないか?」と思い、尿を提出しました。
数分後、診察室へ呼ばれました。
「やっぱり、血が混ざっているねぇ・・・・・・」
「でも、減っていますよね!」
「うーん、でも・・・・・・やっぱり検査した方がいいと思うよ?」
「・・・・・・」
「血が減っているのは一過性なのかもしれないし、そもそも原因が不明なんだし」
「・・・・・・」
決 定 。
・・・・・・どうやら、俺の息子は内視鏡の餌食となるようです。
さらに数分後、俺は生まれたままの姿にされ、病院着を着させられました。
露出狂というのはすっぽんぽん+コートの姿で夜道を歩く女性の前でコートをバッと開くそうですが、このときの俺は彼らと同じことが可能でした。
いや、しないですよ、ええ。
その状態で待っていると、看護師さんが怖そうなアイテムをたくさん持って登場。
って、待て、女の人かよ!
「男の看護師はいないのですか!誰か!誰か!」
と、思わず叫びそうになるのをグッと堪え、仰向けで横たわった俺。
まずは尻に注射。
いや、決して門じゃないです。
腰に近い部分です。
どうやら、内視鏡を入れるときに膀胱の粘膜を傷つけてしまい、炎症を起こす場合があるので、抗生剤を投与するらしいです。
まあ、注射なんてもう慣れたのでこれはさほど難関ではありません。
で、何をするのかと言うと
「麻酔をしますね(^^)」
だとか。
そりゃ、麻酔は必要だ、うん。
・・・・・・え、看護師さん?
手に持っているの、明らかに注射器じゃないよね?
ちょ、その細長い管は何?
何をしようって言うの?
ま、待って、まだ心の準備が!
・・・・・・。
ああああああ!!
「力を抜くのがコツですよ(^^)」
抜けるかああああああ!
ああああああ!!
息子の奥に何か入っていくー!
「痛いっていうよりは気持ち悪いですよね(^^;)」
息子を持っていないあなたに分かるんですかああああああ!?
「はい、終了です」
心の中だけでしか絶叫しなかった俺に乾杯。
「はあ、終わり・・・・・・ですか。あの、今の麻酔ですよね?」
「はい(^^)」
「まだ、内視鏡入れるんですよね?」
「そうです(^^)」
「今のと同じですか?」
「えーと、今のより太いです(^^;)」
聞 か な き ゃ よ か っ た 。
そして、10分間放置。
麻酔が効くのを待つのだそうです。
すでにぐったり。
まあ、麻酔がかかっているんだから、それほどひどくはないだろう。
「準備が出来たので移動してくださーい(^^)」
「はい・・・・・・」
通された部屋は仰々しい機械がたくさんある部屋。
まず、看護師さんは部屋の鍵がかかっていることを確認。
まあ、「誰も入ってこないから安心してね(^^)」って意味なんでしょうけど、俺からしてみれば監禁以外の何ものでもありません。
そして、ベッドの上へ。
・・・・・・。
何、この装置。
ベッドの両脇に何かを乗せる台があるんです。
何を乗せるかって、どう考えても両足がそこにしっくりはまりそうなんです。
・・・・・・俺はここで記念すべき第1子出産でもするんですか。(息子は別よ)
抵抗出来るはずもなく、ベッドの上に仰向けになり、両足を広げて台の上へ。
「いつでも出てこい、我が子よ」って感じです。
残念ながらそこには我が子が出てくる場所はなく、代わりに違う息子がいますが。
・・・・・・いや、残念じゃないです、別に。
というわけで、ものすごく恥ずかしい格好でスタンバイ。
両足はベルトで固定されました。
ねえ、これってあまりの痛みで患者が暴れないようにするためじゃないよね?
拘束具じゃないよね?
痛くないよね?
そして、医師が登場。
コノヤロー、俺を検査送りにしやがって!
俺の胴体の上にはカーテンがかけられ、下半身は見えない状態にされました。
見ようとも思わん。
「最初が一番、痛いから。そこさえ、乗り切れば痛くはないよ」
ちょ、麻酔効果は?
え、ないの?
ウソ、さっきの俺の苦しみはああああああ!
ああああああ!!
「はい、力は入れずに。深呼吸ね(^^)」
ああああああ!!
「すーはー、すーはー」
ああああああ!!
「はーい、もうすぐ全部入りますよー。頑張ってねー(^^)」
ああああああ!!
奥に!奥にいいいいいい!
「はい、痛いのは終わりです。頑張ったねー(^^)」
看護師さん、俺は20歳です・・・・・・。
確かに入っちゃうと痛くはないです。
でも、気持ち悪い・・・・・・。
・・・・・・うっ!
「あ、あの!ものすごい尿意が押し寄せているんですが!」
「ああ、水を入れているからね」
人様の膀胱に水入れていいと思ってんのかああああああ!
ああああああ!!
「我慢してね」
明らかに自然の摂理に反している!
そこはいかなる場合も一方的に出すとこだろ!?
何で逆流させてん!?
尿意が!尿意がああああああ!
「よーし、よく耐えているぞ」
出したらどんだけ恥ずかしい男なんだ!
「ふーむ、ないねぇ」
これだけのことしといて、結果なしとかないよな・・・・・・。
「お?これかこれか」
「・・・・・・あ、ありましたか」
「膀胱、尿道に異常はなし。どうやら左の腎臓が――」
説明は後でいいから早く抜けええええええ!
「うん、やっぱり左かねぇ。確定診断は出来ないけど」
「・・・・・・は、はは・・・・・・そうすか・・・・・・」
「よし、終わりだね。後はよろしく」
「はい(^^)」
え、抜くの?
それ抜くの?
抜いちゃうの?
ああああああ!!
「ご苦労様でした(^^)」
「あ、あああ、ありがとう・・・・・・ございました・・・・・・」
その後、看護師さんの手によって息子にはガーゼがぐるぐると巻かれました。
ごめんよ、息子。
こんな目に遭わせてしまって。
ていうか、息子が少し重たい・・・・・・。
その後、診察室へ。
「まあ、さっきも言ったように左の腎臓から出血しているようだね」
だから、こうやって今説明すりゃよかっただろ。
何でやっているときに説明すんだ、コノヤロー。
「で、あの、病名とかは?」
「うーん、まあ、とりあえず、尿道や膀胱に異常がないことと左の腎臓が怪しいことは分かったね」
だ か ら 、 病 名 は ?
「まあ、前と同じ薬を出しておくから。先週より血の量は減っているみたいだし。来週、また様子を見るね」
「・・・・・・そ、そうですか」
同じ薬って・・・・・・覗いた意味あったのか?
「あ、おしっこするとき痛いと思うけど、なるべく出してね」
「はい」
「じゃ、お疲れ様でした」
何だろうね。
とりあえず、この検査を考えた人はよっぽどの悪人か、男が嫌いな女医だったんだろうね。
そんなことを考えながら、自転車で来たことを後悔しつつ帰路を辿ったのでした。
・・・・・・おしっこするとき、とても痛いよ。(^^)
あの出来事から1週間。
ついにその日はやってきてしまったのです。
今日の日記は人によっては不快感を催す可能性があります。
病院が怖い人、嫌いな人は見てはいけません。(´・ω・`)
ちなみに先週の火曜日の日記を見ないと話が分からないかもです。
尚、露骨な表現は更なる不快感を催すと思われるので、今日の日記では例の部分のことは「息子」と称します。
例の部分ていうのは、まあ、息子と称することで分かると思いますが、分からない方はやっぱり先週の火曜日の日記を見ましょう。
そこに明確な答えがあります。
・・・・・・覚悟はいいか?兄弟。
――これは若干20歳で血尿が出てしまったナガレボシの恐怖の体験談である。
先週、医師に「来週まで血尿が止まらなければ息子に管入れて検査しようか」的なことを言われてから、1週間。
それが今日でした。
衝撃的な告知をされた当時は不安でしょうがなかったのですが、とにかく血さえ止まればOKなのだと楽観してこの日を迎えました。
血止めの薬の恩恵なのか、目に見えて、血が混ざった尿はこの1週間出ていませんでした。
これは大きな進歩です。
しかし、念には念を重ね、病院へ向かう前にアクエリアスをがぶ飲みして、たくさん尿を出しておきました。
そしたら、血が混ざらないような気がするでしょ?
学校が終わり、何人かの友にエールを送られ(とは言っても、みんな検査を受けることを期待していたようでしたが)、病院へ向かいました。
病院へ着くと例によって尿検査。
もう慣れたもんです。
あまりに濃いのが出てしまったら、それをなかったことにしてまた出るのを待とうかと企んでいたのですが、出たのは結構薄め。
「これなら大丈夫じゃないか?」と思い、尿を提出しました。
数分後、診察室へ呼ばれました。
「やっぱり、血が混ざっているねぇ・・・・・・」
「でも、減っていますよね!」
「うーん、でも・・・・・・やっぱり検査した方がいいと思うよ?」
「・・・・・・」
「血が減っているのは一過性なのかもしれないし、そもそも原因が不明なんだし」
「・・・・・・」
決 定 。
・・・・・・どうやら、俺の息子は内視鏡の餌食となるようです。
さらに数分後、俺は生まれたままの姿にされ、病院着を着させられました。
露出狂というのはすっぽんぽん+コートの姿で夜道を歩く女性の前でコートをバッと開くそうですが、このときの俺は彼らと同じことが可能でした。
いや、しないですよ、ええ。
その状態で待っていると、看護師さんが怖そうなアイテムをたくさん持って登場。
って、待て、女の人かよ!
「男の看護師はいないのですか!誰か!誰か!」
と、思わず叫びそうになるのをグッと堪え、仰向けで横たわった俺。
まずは尻に注射。
いや、決して門じゃないです。
腰に近い部分です。
どうやら、内視鏡を入れるときに膀胱の粘膜を傷つけてしまい、炎症を起こす場合があるので、抗生剤を投与するらしいです。
まあ、注射なんてもう慣れたのでこれはさほど難関ではありません。
で、何をするのかと言うと
「麻酔をしますね(^^)」
だとか。
そりゃ、麻酔は必要だ、うん。
・・・・・・え、看護師さん?
手に持っているの、明らかに注射器じゃないよね?
ちょ、その細長い管は何?
何をしようって言うの?
ま、待って、まだ心の準備が!
・・・・・・。
ああああああ!!
「力を抜くのがコツですよ(^^)」
抜けるかああああああ!
ああああああ!!
息子の奥に何か入っていくー!
「痛いっていうよりは気持ち悪いですよね(^^;)」
息子を持っていないあなたに分かるんですかああああああ!?
「はい、終了です」
心の中だけでしか絶叫しなかった俺に乾杯。
「はあ、終わり・・・・・・ですか。あの、今の麻酔ですよね?」
「はい(^^)」
「まだ、内視鏡入れるんですよね?」
「そうです(^^)」
「今のと同じですか?」
「えーと、今のより太いです(^^;)」
聞 か な き ゃ よ か っ た 。
そして、10分間放置。
麻酔が効くのを待つのだそうです。
すでにぐったり。
まあ、麻酔がかかっているんだから、それほどひどくはないだろう。
「準備が出来たので移動してくださーい(^^)」
「はい・・・・・・」
通された部屋は仰々しい機械がたくさんある部屋。
まず、看護師さんは部屋の鍵がかかっていることを確認。
まあ、「誰も入ってこないから安心してね(^^)」って意味なんでしょうけど、俺からしてみれば監禁以外の何ものでもありません。
そして、ベッドの上へ。
・・・・・・。
何、この装置。
ベッドの両脇に何かを乗せる台があるんです。
何を乗せるかって、どう考えても両足がそこにしっくりはまりそうなんです。
・・・・・・俺はここで記念すべき第1子出産でもするんですか。(息子は別よ)
抵抗出来るはずもなく、ベッドの上に仰向けになり、両足を広げて台の上へ。
「いつでも出てこい、我が子よ」って感じです。
残念ながらそこには我が子が出てくる場所はなく、代わりに違う息子がいますが。
・・・・・・いや、残念じゃないです、別に。
というわけで、ものすごく恥ずかしい格好でスタンバイ。
両足はベルトで固定されました。
ねえ、これってあまりの痛みで患者が暴れないようにするためじゃないよね?
拘束具じゃないよね?
痛くないよね?
そして、医師が登場。
コノヤロー、俺を検査送りにしやがって!
俺の胴体の上にはカーテンがかけられ、下半身は見えない状態にされました。
見ようとも思わん。
「最初が一番、痛いから。そこさえ、乗り切れば痛くはないよ」
ちょ、麻酔効果は?
え、ないの?
ウソ、さっきの俺の苦しみはああああああ!
ああああああ!!
「はい、力は入れずに。深呼吸ね(^^)」
ああああああ!!
「すーはー、すーはー」
ああああああ!!
「はーい、もうすぐ全部入りますよー。頑張ってねー(^^)」
ああああああ!!
奥に!奥にいいいいいい!
「はい、痛いのは終わりです。頑張ったねー(^^)」
看護師さん、俺は20歳です・・・・・・。
確かに入っちゃうと痛くはないです。
でも、気持ち悪い・・・・・・。
・・・・・・うっ!
「あ、あの!ものすごい尿意が押し寄せているんですが!」
「ああ、水を入れているからね」
人様の膀胱に水入れていいと思ってんのかああああああ!
ああああああ!!
「我慢してね」
明らかに自然の摂理に反している!
そこはいかなる場合も一方的に出すとこだろ!?
何で逆流させてん!?
尿意が!尿意がああああああ!
「よーし、よく耐えているぞ」
出したらどんだけ恥ずかしい男なんだ!
「ふーむ、ないねぇ」
これだけのことしといて、結果なしとかないよな・・・・・・。
「お?これかこれか」
「・・・・・・あ、ありましたか」
「膀胱、尿道に異常はなし。どうやら左の腎臓が――」
説明は後でいいから早く抜けええええええ!
「うん、やっぱり左かねぇ。確定診断は出来ないけど」
「・・・・・・は、はは・・・・・・そうすか・・・・・・」
「よし、終わりだね。後はよろしく」
「はい(^^)」
え、抜くの?
それ抜くの?
抜いちゃうの?
ああああああ!!
「ご苦労様でした(^^)」
「あ、あああ、ありがとう・・・・・・ございました・・・・・・」
その後、看護師さんの手によって息子にはガーゼがぐるぐると巻かれました。
ごめんよ、息子。
こんな目に遭わせてしまって。
ていうか、息子が少し重たい・・・・・・。
その後、診察室へ。
「まあ、さっきも言ったように左の腎臓から出血しているようだね」
だから、こうやって今説明すりゃよかっただろ。
何でやっているときに説明すんだ、コノヤロー。
「で、あの、病名とかは?」
「うーん、まあ、とりあえず、尿道や膀胱に異常がないことと左の腎臓が怪しいことは分かったね」
だ か ら 、 病 名 は ?
「まあ、前と同じ薬を出しておくから。先週より血の量は減っているみたいだし。来週、また様子を見るね」
「・・・・・・そ、そうですか」
同じ薬って・・・・・・覗いた意味あったのか?
「あ、おしっこするとき痛いと思うけど、なるべく出してね」
「はい」
「じゃ、お疲れ様でした」
何だろうね。
とりあえず、この検査を考えた人はよっぽどの悪人か、男が嫌いな女医だったんだろうね。
そんなことを考えながら、自転車で来たことを後悔しつつ帰路を辿ったのでした。
・・・・・・おしっこするとき、とても痛いよ。(^^)
by to_far_away_place
| 2006-06-06 22:35
| 日記